目次
1. 「いきなり手書きはムリ」──夫婦の家計簿が続かない理由

結婚をきっかけに、「そろそろ家計簿ってちゃんとやったほうがいいよね」って話になった。
なんとなく、大人としてやるべきことのひとつ、という感覚だったと思う。
最初に手に取ったのは、本屋で売ってるシンプルな家計簿冊子だった。
月ごとの支出欄が並ぶ、ごく一般的なタイプ。
でも、始めてから1週間。
その冊子はどこかへ消えた。というか、存在自体を忘れてた。
当時は、「まぁ…家計簿なんてそんなもんでしょ」と納得したふりをしていたけど、
本音を言えば、挫折したことにすら気づかないくらい、意識の外に追いやられてた。
2. まずは“レシートだけ”から。共有アプリならそれで十分だった話

家計簿アプリを使い始めたのは、たしか4年前くらい。
特別なきっかけがあったわけじゃなくて、「今うちって、いくらお金あるんだろ?」っていう素朴な疑問からだった。
通帳も見てないし、クレカの明細も流し見。
今月増えたのか減ったのかも分からないまま、
ただなんとなく「働かないとヤバい」と思い込んで、焦ってた。
でも、それって「お金がないから不安」なんじゃなくて、
「現状を把握してないから不安」だったんじゃないか?
……もしかしたら、あなたもそうじゃないだろうか。
そこで家計簿アプリを入れてみた。
支出をクレカにまとめて、通帳も連携して、全体の流れがスマホでザックリ見えるようになった。
レシートを撮るだけで「だいたい把握」できる。
夫婦で同じアカウントを使えば、どっちが入力しても自動で反映される。
うちみたいに共同財布なら、これだけで十分だった。
3. 夫婦で試したおすすめ家計簿アプリ(Zaim)

うちが使ってるのは「Zaim(ザイム)」というアプリ。
家計簿アプリの定番といえば「マネーフォワード」もあるけど、正直なところ、最初に選んだのはデザインと色味の好みだった。
一応あとからマネーフォワードも試してみたけど、すでにZaimの操作に慣れていたからか、こっちの方が使いやすく感じた。
今もZaimを使い続けてる。
ただ、正直どちらを選んでも、できることはほぼ同じだと思う。
家計簿アプリに慣れていないなら、操作画面の好みや使いやすさで決めてしまっていい。
Zaimが合う人もいれば、マネーフォワードの方が合う人もいると思う。
Zaimはレシート入力にも対応していて、スマホのカメラでパシャっと撮るだけで自動で反映される。
そして何より便利だったのが“共有のしやすさ”。
自分のアカウントを妻のスマホにも入れて、ふたりで同じ家計簿を使うようにしたら、
ある日、「今月ちょっと食費使いすぎちゃったね」って、妻の口から自然に出た。
それまでは、自分だけが家計の残高を気にしてるような状態だったけど、
アプリを通してお金の動きが“見える化”されたことで、自然に夫婦の会話が増えた。
その変化が、うちの家計を健全にしてくれた実感がある。
4. 「続かない夫婦」でも続けられたポイントはここ

毎月全部を記録しようとしなくても、動きが大きい部分だけ見る。
それだけでも「家計簿をつけている」と言えるし、負担も全然違った。
だから続けられたんだと思う。
たとえば、「あれ?今月ちょっと残高が少ないかも」と気づいた時だけ、
レシートをざっと見返して、原因になりそうな項目をチェックする。
それくらいのゆるさでも、お金の意識は少しずつ変わっていった。
そして、家計簿は“意志”じゃなく、“仕組み”で続けるのが大事。
うちでは「土曜の朝ごはんのあとに1週間分のレシートを読み込む」と決めている。
何かの習慣にセットするだけで、意志に頼らず自然と続いていく。
5. レシートを共有するだけで、ちょっと安心できる日々がきた

家計簿を続けてきて、一番大きかったのは、心の余裕が生まれたことだった。
「意外と今月は使ったな」と思っても、記録を見たらそれほど減ってなかったりする。
むしろ、家計簿を始めてから、不思議と“減らない”お金が増えてきた。
余剰ができてもすぐに使わず、「これで少し投資してみようかな」とか、
「このお金があれば、しばらく頑張らなくてもいいかも」と考えるようになった。
働くプレッシャーが減ったことで、
家族と食事したり、子どもと遊んだり、そんな“普通”の時間が持てるようになった。
人間は、めんどくさいことはやらない生き物。
だからこそ、最初から完璧を目指さず、
レシートをぽんっと読み込むだけの家計簿からはじめてみるのがちょうどいい。
